テレビをつけると、一回は必ず見かけるのが、「サクセス」のコマーシャルですよね。
「ポジメンになろう」というキャッチコピーは、「体の変化を感じつつも仕事、育児、そして妻を大切にする前向きな男性」をイメージしているそうです。
実際のところ、フケかゆみに効果はあるのでしょうか?
結論から言うと、サクセスは「におい」効果的なシャンプーです。配合されている「ピロクトンオラミン」に抗酸化作用(こうさんかさよう:頭皮のあぶらが酸化して、においを発せさせるのを防ぐ)があるからです。
しかし、フケかゆみを防ぐには、「マラセチア菌(カビの一種の真菌)」を抗菌しなければ防げません。
あらゆる市販のシャンプーでもフケかゆみが止まらなかった人は、「マラセチア菌」の可能性が高いです。
実は、私もその一人でした。
スーパーに並んでいるシャンプーは、すべて試したといいきれるくらい、模索していた時期がありました。
それを繰り返し、ひどいときには赤くただれ、湿疹がでていたほどです……。

全くよくならなかった原因は、私のフケかゆみの原因は、「乾燥」や「脂性」が原因ではなく、「マラセチア菌」の増えすぎから起きていたからでした。
そんな私のフケかゆみを止めてくれたシャンプーは、「コラージュフルフル」です。
コラージュフルフルに配合されている「ミコナゾール」が、マラセチア菌を抗菌するからです。
今、フケかゆみがあるならば、元凶を突きとめ、それを改善していかなければいけません。
そこでこのページでは、サクセスに向いている人について、詳しく解説しています。
また、私のフケかゆみを止めた「コラージュフルフル」もあわせてお伝えしていきます。
シャンプー選びを間違えないようにして、あなたに合うシャンプーを選択しましょう!
Contents
1.サクセスは頭皮のにおいに効果的

サクセスは、「頭皮のにおい」に効果的なシャンプーといえます。「ピロクトンオラミン」が、配合されているからです。
その抗酸化作用は、皮脂(ひし:頭皮のあぶら)の「酸化」を防ぎます。

皮脂は、常に空気に触れています。そのため、空気中にある酸素と結びつきます。
酸素と結びついた皮脂は、「酸化」がおきます。
それは、「ノネナール」という物質に変わります。それが、においを発するようになるのです。

ピロクトンオラミンは、抗酸化作用があります。そのため、酸化した皮脂のにおいを効果的にシャットアウトしてくれるのです。
参考:眼科用組成物
2.「爽快感」を好む人の口コミ高評価が多数

サクセスは、「爽快感が得られる」、「においがとれた!」といった口コミが多く見られます。
はじめに、よい口コミから見ていきましょう。
2-1.良い口コミの一例

以下は、アマゾンに寄せられたレビューから引用しました。
他のサクセスも含め頭皮をきれいにすることを謳っている物を何種類か試しましたが、これが一番臭くなりませんでした。
アマゾン公式サイトより引用
少量で泡立ちバッチリ。洗髪後の爽快感はやすがサクセスです。またリピートします。
アマゾン公式サイトより引用
爽快感が得られるのは、サクセスに「メントール」が配合されているからです。
メントールは、「冷涼感作用」があります。それは、かゆみを軽減する力があります。
また、「においがとれた」というレビューも、たくさんありました。これは、ピロクトンオラミンの「抗酸化作用」が効いているといえますね!
このことから、サクセスは「頭皮の臭いが気になる人」、「メントールのスースーした感じが好きな人」に向いています。
2-2.悪い口コミの一例

爽快感が気に入り、1年以上愛用しました。気がつくと、皮脂が過剰に分泌し、抜け毛とフケが増え、頭皮がテカって薄毛に見えるようになりました。CMに騙され、薄毛の原因は頭皮の汚れと思い込み、洗髪回数を増やしました。
ですが、洗浄力の高い洗剤で直シャンは、非常に危険です。アマゾン公式サイトより引用
脂漏性皮膚炎(すぐ脂でべたべたになる)の方にはお勧めしません。
洗いあがりは脂が取れるので頭皮が呼吸してるようにスッキリしますが、取れすぎることによって頭皮のバリア機能が損なわれるのか、私の場合、すぐにベタベタになりましたので2週間ほど使いましたが使用をやめました。アマゾン公式サイトより引用
メントールの冷涼感作用は、かゆみを軽減します。
しかし、かゆみのもとまではとれないのです。
私は以前、メントール入りの「メディクイック」を使ったことがあります。そのときは、頭皮が赤くなり、かゆみが止まらなくなってしまいました……。
なお、メディクックを使用したときの体験談は、以下のコンテンツをご覧ください。
メントールの「スースー」した冷涼感が好きな人には、お気に入りの商品になることは間違いないでしょう。
3.マラセチア菌を抗菌しなければフケかゆみは防げない

においがとれたり爽快感が得られたりしても、「フケかゆみ」が止まらなければ、あなたに合っているとはいえないですよね。
マラセチア菌は、皮脂(ひし:頭皮のあぶら)が多いと増殖します。そのため、余分な皮脂はないほうがいいのです。
ただ、マラセチア菌が増殖してしまった場合には、マラセチア菌の抗菌をしないとフケかゆみは防げません。

マラセチア菌は、頭皮の常在菌です。
本来は、頭皮を守る働きをするのが常在菌です。
しかし、増えすぎると害になるのです。
どのようにして害を及ぼすのか、次項で詳しく見ていきましょう。
3-1.マラセチア菌が作り出す遊離脂肪酸が害になる
マラセチア菌が増えると、フケかゆみが増えてしまいます。遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)が増えるからです。
遊離脂肪酸は、マラセチア菌が皮脂を分解してできた物質です。それは皮脂膜(ひしまく:と頭皮をつつむ膜)となります。

そのため、必要以上に増えてしまうと頭皮に刺激激を与えるのです。

FFAは水と脂肪をなじませる両親媒性という性質をもち、多量に存在すると界面活性作用によって細胞膜を溶かし、細胞を破壊します。
厚生労働省e-ヘルスネットより引用
上記引用のように、遊離脂肪酸(FFA)は肌の細胞を壊します。
その結果、ターンオーバー(肌が生まれ変わる周期)が早まります。それが、フケかゆみのもとになってしまいます。
そのため、遊離脂肪酸を作り出すマラセチア菌を、「抗菌」することが必要なのです。
3-2.ミコナゾールがマラセチア菌を抗菌する
マラセチア菌を抗菌する成分に、「ミコナゾール」があります。
![]()
出典 : Qlifeより
ミコナゾールは、別名「フロリード」と呼ばれる治療薬として使用されています。
参考:くすりのしおり
また、口腔カンジタの患者にも投与されています。
口腔カンジダ症の治療には、高齢者ではおもにミコナゾールゲルの投与が行われている.
しかし、治療薬として使用される以外にも、医薬部外品としてシャンプーに配合されている商品もあるのです。
なお、医薬部外品に関する詳細は、以下のコンテンツをご覧ください。
3-3.ミコナゾール配合のコラージュフルフルがフケかゆみを止める

ミコナゾール配合のシャンプーに、「コラージュフルフル」があります。このシャンプーは「フロリード」の製造元である、持田製薬(持田ヘルスケア)の商品です。
コラージュフルフルの「ミコナゾール」はマラセチアを抗菌します。
そして、サクセスと同じ「ピロクトンオラミン」も配合されています。
コラージュフルフルは、「ミコナゾール」と「ピロクトンオラミン」で、フケかゆみとにおいまでも効果を発揮するシャンプーなのです。
あらゆるシャンプーを使いつづけて、フケかゆみが悪化していった私は、「もうシャンプー選びで失敗したくない!」と思っていました。
そんな中でも、私がコラージュフルフルを購入することができたのは、同僚がすすめてくれたことがきっかけでした。
すがる思いで注文し、届いたその日に開封して使ってみたのです。
いつもはシャンプー直後もかゆかったのですが、それが起きなかったのです。その感動は、今でも忘れられません。
購入をしぶっていた私に、同僚がすすめてくれなければ、今の私はありませんでした。
フケかゆみだけでなく「もしかしてはげるんじゃないか?」とひそかに心配していた悩みからも救ってくれたのです。
あらゆるシャンプーでフケかゆみ止まらない人は、マラセチア菌の可能性が高いです。
その場合、「コラージュフルフル」をオススメします。
4.成分解析・価格比較表
「コラージュフルフル」と「サクセス」の成分解析と価格を表にしました。
商品名 | ||
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
特徴 | ・あらゆる市販のシャンプーでフケかゆみがおさまらなかった人 ・「マラセチア菌」を抗菌、ふけかゆみを止める ・あぶら臭い頭皮の臭いを防ぐ ・「細菌」を殺菌する | ・フケかゆみを防ぐ ・爽快感を得たい方 ・汗をかいたときの頭皮の臭いが気になる人 |
有効成分 | ・ミコナゾール ・ピロクトンオラミン | ・ピロクトンオラミン |
配合全成分 | <抗真菌作用> ミコナゾール硝酸塩 <抗酸化・殺菌作用> ピロクトンオラミン <洗浄成分(界面活性剤)> アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド <保湿作用> 濃グリセリン、プロピレングリコール <ph安定作用> コハク酸一ナトリウム、無水クエン酸 <精水> 水 | <抗菌・抗酸化作用> ピロクトン オラミン <精水> 水 <界面活性剤(洗浄成分)> ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O.)液、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(6E.O.) <冷涼感> メントール <殺菌作用> エタノール、ユーカリエキス <防腐作用> グリセリルエチルヘキシルエーテル、BG <柔軟作用> 塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液 <保湿作用> 塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース <ph安定作用> 無水クエン酸 <香料> 香料 <着色料(タール色素)> 青1 |
刺激成分 | <旧表示指定成分> ・プロピレングリコール(まれにかゆみ) | <旧表示指定成分> ・香料(皮膚が赤くなる) ・青1(発赤) |
安全性 | ・皮膚に塗布した際や目に入った際の刺激性を確認するために、パッチテストや目刺激性試験を実施しています。 ・大学病院を始めとした医療機関にて使用試験をしており、その結果は、皮膚科系の各種学会誌にて論文として掲載されています。 | |
アミノ酸系シャンプー | ○ | × |
ノンシリコン | ○ | ○ |
無添加 | 無色素・無香料 | |
脂性肌 | ○ | ○ |
乾燥肌・敏感肌 | ○ | × |
価格比較8%込み | × 1,728円/200ml +送料350 (3,500円以上は送料無料) | ○ 532円/380ml+送料 |
種類 | 医薬部外品 | 医薬部外品 |
販売会社 | 持田ヘルスケア(持田製薬グループ) | 花王 |
あなたに合うシャンプーを選び、フケかゆみを解消していきましょう!
まとめ
サクセスは、清涼感抜群のシャンプーです。
しかし、マラセチア菌の抗菌をしなければ、フケかゆみは止まらないのです。
あらゆる市販のシャンプーでフケかゆみが止まらない場合、マラセチア菌の増殖が考えられます。
とくに、皮脂でべたついていて、フケかゆみが止まらないのならば、「マラセチア菌」が原因とみてよいでしょう。
シャンプー選びで失敗しなければ、フケかゆみは防げるのです。
あなたにあったシャンプーでフケかゆみを止め、頭皮を健康な状態に戻していきましょう!
その結果、できあがるものが「サビ」です。サビができないようにするには「あぶら」をぬっておくとさびにくくなりますね。
このあぶらが、抗酸化作用の働きです。