
haru黒髪スカルプは、リンスのいらない「リンスインシャンプー」です。これ一本で白髪予防もでき、フケかゆみも止まるなら良いですよね。
ただ、実際のところharuに変えてから「フケが出る」「抜け毛が増えた」「かゆい」といった口コミもあるのです。
フケかゆみを止めたいのに、シャンプーを変えたら症状が悪化してしまうのでは、本末転倒です。
フケが出る原因には、細胞をとかす「遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)」の増えすぎがあります。それが、ターンオーバ(肌を作るサイクル)を早め、フケかゆみとなります。
遊離脂肪酸は、カビの一種である「マラセチア菌」が作り出します。そのため、マラセチア菌対策ができなければ、フケかゆみは防げないのです。
実は、私自身、あらゆるシャンプーを使っても、全くフケかゆみがおさまりませんでした。
ひどい時には赤くただれ、ジクジクした発疹が出ていたほどです……。

そこでこのページでは、haruの効果について解説していきます。また、私のフケかゆみを止めてくれた、「コラージュフルフル」の特徴についてもお伝えしています。
あなたのフケかゆみが起きている元凶を突き止めて、症状の改善をしていきましょう。
Contents
1.配合成分「ヘマチン」で白髪予防はできるのか?

haru 黒髪スカルプには、「ヘマチン」が配合されています。白髪予防の効果があるとされているからです。
はたして本当に、白髪予防の効果はあるのでしょうか?ヘマチンの働きと、白髪のメカニズムの両面から、その真相を解いていきましょう。
ヘマチンの働きには、「コーティング(髪を包む)」する作用があります。
以下引用のように、ヘマチンの作用は、「キューテイクル(毛髪を包むうろこじょうのもの)」とにたような働きがあることが分かりました。
ヘマチンを含むトリートメント剤を用いた場合、損傷を受けた毛髪上に被覆したうろこ状の被覆物(模倣キューティクル)が生成されことが初めて観察された。
次に、白髪のメカニズムを見ていきましょう。
ヒトの毛髪は、もともと色がついていません。その毛髪に、黒い色素(メラノサイト)が入ることにより、黒髪として生えてきます。
そのため、メラノサイトが入る作業が衰えると、白い髪のまま生えてくるのです。
このことから、模擬キューティクルを形成するヘマチンの働きは、色素を入れる作用とは違うことが分かります。そのため、白髪予防の効果はないようです。
ヘマチンの効果は、車でいうと「ガラスコーティング」のようなものです。
車のボディーにツヤをだしたり、傷をつきにくくしてきれいな状態を保ったりするような目的があると言えます。
そのため、髪をコーティングするヘマチンも、髪のツヤを出したり、かけたパーマのもちをよくしたりする効果の方が高いように思います。
白髪が染まるシャンプーには「利尻昆布シャンプー」があります。
もし、シャンプーで白髪も染めたい場合は、haru黒髪スカルプよりも、この商品の方が早く効果を実感できるのではないかと思います。
2.フケかゆみを止める「有効成分」の配合はない

haru 黒髪スカルプは、「フケかゆみに効果があるのか?」ということも気になりますよね。結論からいうと、フケかゆみの有効成分は配合されていません。「化粧品シャンプー」だからです。
もう少し、詳しく解説していきますね。
下の表をご覧ください。
種類 | 目的 | フケかゆみの有効成分の配合 |
---|---|---|
化粧品シャンプー | 髪と頭皮の汚れを落とす + 髪を美しく見せる | × |
薬用シャンプー (医薬部外品) | 髪と頭皮の汚れを落とす + フケかゆみを防ぐ | ○ |
シャンプーには、医薬部外品の「薬用シャンプー」と、化粧品の種類である「化粧品シャンプー」があります。
haru黒髪スカルプは、「化粧品シャンプー」になります。つまり、フケかゆみの有効成分の配合は「0(ゼロ)」になります。
しかし、「植物由来の天然成分で、フケかゆみをおさえたい!」と思うのが本音ですよね。
ただ、薬用シャンプーといっても、低刺激の商品があります。私が使っているコラージュフルフルは、「低刺激」、「アミノ酸シャンプー」、「ノンシリコン」の薬用シャンプーです。
なお、コラージュフルフルの効果、副作用に関する詳細は、以下のコンテンツにまとめてあります。ぜひ、読んでみてください。
「頭皮」のことを考えて開発された、低刺激、アミノ酸、ノンシリコンの薬用シャンプーを使うと、フケかゆみはおさまっていきます。
haru黒髪スカルプは、植物由来の成分を使っているため、個人的な評価は高いです。
ただ、残念ながら、フケかゆみを止める「薬用シャンプー」ではないことを覚えておきましょう。
3.口コミから見るharuの効果

次に、実際に使った人の感想を見ていきましょう。
口コミは、アマゾン公式サイトより引用しました。
3-1.良い口コミは「まとまる」

天然成分なのがとても嬉しい。私の場合、すすぎをかなり念入りにしないとベタつきが酷かったです。
そして、年齢のせいや普段のケアが行き届いてないせいもあって、念入りにすすぐとパサつきます。シャンプー前に髪にオイルを塗り、それからシャンプーするとサラサラになりました。
アマゾン公式サイトより引用
乾燥、くせ毛、剛毛、うねり、量が多い、まとまらない、最悪の髪質で試してみました。1本使い切ったのでレビューいたします。
まず、私の髪には合っていたように思います。以前よりまとまりますし、艶が出ました。
アマゾン公式サイトより引用
ヘマチンのコーティング作用や、天然の保湿成分は、くせ毛にまとまりを持たせてくれます。
ゴワいて、広がるくせ毛の人はharuの効果を感じやすいようですね!
定期購入をすると、1,000円引きの2,888円で購入できるため、お得になります。
3-2.悪い口コミは「抜け毛が増えた」「フケが出る」海塩が影響?

洗い流す最に時間がかかります。ベタベタというよりコンディショナーを流すみたいな感じのしっとり感…
しかしドライヤーで乾かすと髪はパサパサとなりました(使いはじめて1週間パサパサです)
アマゾン公式サイトより引用
1本使い終わり、抜け毛や頭皮のかゆみ、ベタベタ感が気になるようになり、問い合わせてみると『すすぎ残しが原因』のような返答だったので、さらに長くしっかり流すようにしました…
2本目の半分程使った頃から上記の症状プラス、フケが大量に出るようになり子供から「頭がくさい」とまで言われるようになりました(涙)
アマゾン公式サイトより引用
悪い口コミには、「パサついた」、「抜け毛が増えた」、「かゆい」、「フケが出た」という、髪にも頭皮にも逆効果な感想が多くありました。
そして、「白髪に効果があった」という口コミも見当たりませんでした。
気になるのは、「海塩(かいえん)」が配合されているところです。
海塩は、「殺菌作用」があります。
しかし、弱酸性である頭皮とは真逆の「アルカリ」の性質を持っています。そのため、頭皮や髪が痛みやすくなるのです。
私は、haru黒髪スカルプを使用したことはありません。
しかし、「塩(しお)」で頭を洗うとなると、海水浴にいったときに体がベタつくイメージしか浮かばないのです……。そのため、今後も使うことはないように思います。
また、haruはリンスインシャンプーです。そのため、リンスの変わりとなる保護作用の「ワカメエキス」が配合されています。それが、「ヌルヌルする」と感じる人が多いようです。
その使用感があるシャンプーには、「すこやか地肌」や市販の薬用シャンプー「ウル・オス」があります。
- ウルオスの記事はこちら
このぬるつきが、「すすぎが足りない」と感じたり、「ヌルヌルをしっかり流し過ぎて、パサつきが出た」といったことにも繋がっていきます。
そのため、私個人の意見ですが、汚れを落とすシャンプーと、髪の手触りを良くするリンスは、「目的」が違うため、別々の使用がフケ予防にもなるように思います。
なお、「洗い方」、「すすぎ方」の詳細は以下のコンテンツを参考にしてみてください。
- 「すすぎ方」の記事はこちら
- 「洗い方」の記事はこちら
4.マラセチア菌が作る「遊離脂肪酸」がフケかゆみを増やす

もし、haru黒髪スカルプを使い始める前にフケかゆみがなかった場合、以前のシャンプーに戻すことを検討しても良いでしょう。
ただ、一度頭皮環境が乱れると、フケかゆみが改善しにくくなることも考えられます。
その原因となる一つに、「マラセチア菌」が異常繁殖していることがあります。その場合、フケかゆみの有効成分が配合された「薬用シャンプー」で対策を行っていきましょう。
マラセチア菌は、皮脂(ひし:頭皮のあぶら)を分解して、皮脂膜を作ります。

しかし、マラセチア菌が増えすぎると、皮脂膜にふくまれる「遊離脂肪酸」が増えすぎてしまいます。
以下引用のように、遊離脂肪酸(FFA)は、細胞をこわします。
FFAは水と脂肪をなじませる両親媒性という性質をもち、多量に存在すると界面活性作用によって細胞膜を溶かし、細胞を破壊します。
厚生労働省e-ヘルスネットより引用
そのため、頭皮はこわれた箇所を補うために、ターンオーバー(細胞をつくるペース)を早めます。
その結果、新しい細胞と、古い細胞がまとまって落ちてしまうのです。これが、フケかゆみがおきる原因です。

フケかゆみを止めるためには、「遊離脂肪酸」が増えすぎないようにすることです。そのため、それを作り出す「マラセチア菌」対策のできる薬用シャンプーを使っていきましょう。
また、薬用シャンプーの中でもマラセチア菌を正常活動にもどす、「ミコナゾール」配合のものを選びましょう。
過去の私は、マラセチア菌のフケかゆみと気づかずに、「たくさんのシャンプーを使っては捨てる」ことを繰り返し、遠回りをしてしまいました……。
困り果てた私を救ってくれたのは、同僚の、「それ、弟が使ってて、いいらしいよ!」という言葉でした。
「本当に、フケかゆみが止まるのだろうか?」と、疑うきもちを一瞬で消してくれたシャンプーが、「コラージュフルフル」なのです。洗った直後のかゆみがおさまったからです。
そして、フケと抜け毛も3日後にはおさまっていきました。
合わないシャンプーはフケかゆみが出るものです。そして「このままいったらハゲちゃうかも……。」という気持ちもぬぐえないのです。
あなたの悩みであるフケかゆみは、低刺激の薬用シャンプーを使って改善していきましょう。
5.「マラセチア菌」を正常活動に戻す低刺激の薬用シャンプー

私の愛用品となったコラージュフルフルには、「ミコナゾール」が配合されています。
市販されているミコナゾール配合の薬用シャンプーには、「メディクイック」と「スカルプDダンドラフオイリー」があります。
ただ、メディクイックは「ラウレス硫酸(りゅうさん)ナトリウム」という、髪と頭皮を乾燥させる洗浄成分が肌荒れをまねくため、オススメできません。
一方、スカルプDダンドラフオイリーには「メントール」が配合されています。
しかし、かゆみ軽減作用のあるメントールの冷涼感は、フケかゆみがある頭皮には刺激となることもあるのです。
そのときの体験談は、以下のコンテンツに記載しています。
- メディクイック
- スカルプDダンドラフオイリー
その点、コラージュフルフルは、敏感になった私の頭皮でも、発疹やかぶれもなく、安心して使えています。
そこでこの項では、実際に私のフケかゆみを止めた、低刺激の薬用シャンプー「コラージュフルフル」の2つの有効成分について、順に解説していきます。
5-1.マラセチア菌の過活動をもとにもどす「ミコナゾール」

コラージュフルフルには、「ミコナゾール」が配合されています。マラセチア菌を抗菌(こうきん)するからです。

その結果、必要な数だけが残り、正常活動にもどります。
具体的には、ミコナゾールはマラセチア菌の細胞膜を作れなくします。細胞膜は、人間でいうと「筋肉」に当たります。
筋肉がある人の方が、ない人よりも活動的に動くことができますよね。
しかし、異常繁殖しているときには筋肉を形成しにくくして、活動を弱める必要があります。活動が弱まれば、必要な数だけが残ります。
その結果、フケかゆみがおさまっていくのです。
なお、ミコナゾールの働きに関する詳細は、以下のコンテンツでも紹介しています。
5-2.「ピロクトンオラミン」で頭皮のにおいも防ぐ

コラージュフルフルには、もう一つのフケかゆみの有効成分が配合されています。ピロクトンオラミンです。
これには、「抗酸化作用」があります。それが、頭皮の臭いや加齢臭を防ぐ働きをしてくれるのです。
皮脂は、空気にふれています。そのため、空気中にある酸素と結び付き、「酸化」が起きます。
酸化した皮脂は、「ノネナール」という物質に変化します。それが、においを発するのです。

ピロクトンオラミンの「抗酸化作用」は、頭皮のにおいや加齢臭も防ぎます。
なお、ピロクトンオラミンの詳しい働きについては、以下のコンテンツにも記載しています。
6.成分解析・価格比較表
「コラージュフルフル」と「haru」の成分解析・価格比較表は、以下になります。
商品名 | ||
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
特徴 | ・あらゆる市販のシャンプーでフケかゆみがおさまらなかった人 ・「マラセチア菌」を抗菌、ふけかゆみを止める ・あぶら臭い頭皮の臭いを防ぐ ・「細菌」を殺菌する | ・フケかゆみのない人 ・髪にまとまりがほしい人 |
有効成分 | ・ミコナゾール ・ピロクトンオラミン | ー |
配合全成分 | <抗真菌作用> ミコナゾール硝酸塩 <抗酸化・殺菌作用> ピロクトンオラミン <洗浄成分(界面活性剤)> アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド <保湿作用> 濃グリセリン、プロピレングリコール <ph安定作用> コハク酸一ナトリウム、無水クエン酸 <精水> 水 | <水> 水 <洗浄成分(界面活性剤)> ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEA、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンK、ラウリン酸ポリグリセリル-10 <保湿作用> グリセリン、プロパンジオール、乳酸桿菌/マテチャ葉発酵液、サピンヅストリホリアツス果実エキス、オオムギ発酵エキス、豆乳発酵液、加水分解シルク、加水分解コンキオリン、マテチャ葉エキス、ハイブリッドローズ花エキス、ブッソウゲ葉エキス、グルタミン酸Na、水添ホスファチジルコリン、ダイズステロール、ラウリン酸ポリグリセリル-2、BG、デキストラン、シリカ、カプリリルグリコール <酸化防止剤> セロリ種子エキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トコフェロール <抗菌作用> (カプロイル/ラウロイル)ラクチレートNa <安定作用> クエン酸トリエチル <育毛促進作用> ホップエキス <保護作用(ぬめり)> ワカメエキス <ツヤだし> アカモクエキス <消炎作用> スイカズラ花エキス、カミツレ花エキス <中和作用(きしみ防止)> カボス果汁 <抗酸化作用> アサイヤシ果実エキス、グアバ果実エキス <抗炎症作用> コーヒー種子エキス、ソメイヨシノ葉エキス、リンゴ果実培養細胞エキス <血流促進作用> ビワ葉エキス、センキュウ根茎エキス <細胞修復作用> アセチルテトラペプチド-3 <抗男性ホルモン作用> アカツメクサ花エキス <補修作用> ヘマチン、アラニン、グレープフルーツ果皮油 <殺菌作用> 海塩、エタノール <抗菌作用> グリシン、レモン果皮油 <皮膜作用> ポリクオタニウム-10 <保護作用> カプリン酸グリセリル <増粘剤> キサンタンガム <保水作用> レシチン <香料> オレンジ油、アオモジ果実油、イランイラン花油、ライム油 |
刺激成分 | <旧表示指定成分> ・プロピレングリコール(まれにかゆみ) | |
安全性 | ・皮膚に塗布した際や目に入った際の刺激性を確認するために、パッチテストや目刺激性試験を実施しています。 ・大学病院を始めとした医療機関にて使用試験をしており、その結果は、皮膚科系の各種学会誌にて論文として掲載されています。 | |
アミノ酸系シャンプー | ○ | ○ |
ノンシリコン | ○ | ○ |
無添加 | 無色素・無香料 | 合成香料・合成着色料・紫外線吸収剤・合成防腐剤・合成保存料不使用 |
フケかゆみのない頭皮 | × | ○ |
脂性肌 | ○ | ー |
乾燥肌・敏感肌 | ○ | ー |
価格比較8%込み | ○ 1,728円/200ml+送料350円 1mlあたり6.6円 (3,500円以上は送料無料) | × 3,888円/400ml+送料288円 1mlあたり9.7円 定期コースは3,010円 30日間全額保証 |
種類 | 医薬部外品 フケかゆみの有効成分配合 | 化粧品 髪を美しく見せるもの |
販売会社 | 持田ヘルスケア(持田製薬グループ) | 株式会社nijito |
たとえば、ダニに噛まれたら、「消毒」ではなく、「かゆみ止め」を塗りますよね。
それと同じように、フケかゆみがある場合、「髪」に良い成分のシャンプーではなく、「フケかゆみ」を防ぐ薬用シャンプーを使って、改善をしていくことが大切なのです。
まとめ
haru黒髪スカルプは、パーマの持ちをよくしたり、くせ毛をまとめたりするのに向いているシャンプーです。
しかし、「フケかゆみ」や「抜け毛」が気になり出したら、無理せず使用をやめましょう。
また、マラセチア菌が原因のフケかゆみには、低刺激の薬用シャンプー「コラージュフルフル」で、頭皮の改善をしていくことをオススメします。
フケかゆみが改善したら、化粧品シャンプーに変えて、髪の手触りをよくしたり、香りを楽しんだりすることも可能です。
マラセチア菌が原因のフケかゆみを止め、ハゲそうな心配からも解放されましょう。
ただ、値段が3,880円と高いのに、「フケが出る」という口コミもあるんですよね……。実際のところ、効果はどうなんでしょうか?