
脂漏性皮膚炎は、カビの仲間の真菌である「マラセチア菌」が増えすぎて起きる皮膚の病気です。
ただ、できれば薬を使わずに治るのなら、その方がいいですよね。
しかし、マラセチア菌が異常繁殖すると自然治癒(しぜんちゆ:自然に治る)は難しくなります。
なぜなら、カビでもありきのこ類であるマラセチア菌は、その細胞膜(さいぼうまく:人間でいうと筋肉に当たる部分)を形成するための「エルゴステロール」という成分が、紫外線を浴びると活発になります。
そのため、「エルゴステロール」を取りのぞく抗真菌薬でなければ、マラセチア菌を正常活動にもどすことはできないからです。
参考:jstage:抗菌薬の基礎/KEEGDRAG:ミコナゾール
ただ、マラセチア菌が原因の皮膚炎は4つあります。
また、脂漏性皮膚炎は、さまざまな皮膚炎を併発することもあります。
そこでこのページでは、マラセチア菌が原因の皮膚炎4つを画像つきで紹介しています。
また、私の場合ですが、マラセチア菌が原因の脂漏性皮膚炎の症状が「頭皮」に出ました。
3件目の皮膚科で処方されたマラセチアを抗菌(こうきん:死滅させずに菌の活動を正常に戻す)する「抗真菌薬」と「薬用シャンプー」を併用することで、症状は驚くほどよくなっていき、今は薬用シャンプーのみを使用中です。
その実践方法もあわせてお伝えしますので、参考にしていただけますと幸いです。
Contents
1.マラセチアが原因で起きる4つの皮膚炎
マラセチアが原因で起きる皮膚炎には、以下の4つがあります。
- 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
- アトピー性皮膚炎
- マラセチア毛包炎
- 癜風(でんぷう)
病名 | 脂漏性皮膚炎 | アトピー性皮膚炎 | マラセチア毛包炎 | 癜風(でんぷう) |
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
処方薬① 体内の炎症を抑える「ステロイド」 | △ | △ | ー | ー |
処方薬② 菌を正常活動に戻す「抗真菌薬」 | ○ | ○ | ○ | ○ |
マラセチアはカビですが、常在菌(じょうざいきん:ヒトの頭皮に住んでいるきん)です。

それらがバランスを取り合って共存してバリア機能をはたすことにより、肌は守られているのですね!
しかし、マラセチア菌が増えすぎてしまうと、皮膚に炎症が起きてしまいます。
4つの症状はそれぞれ特徴があります。見分けがつきやすいように画像を載せました。
ただ、自己判断で市販薬や家にある塗り薬で対処するのはやめましょう。悪化するおそれがあるからです。
はじめに、脂漏性皮膚炎から解説していきます。
1-1.脂漏部位(頭皮・鼻)にできる「脂漏性皮膚炎」
脂漏性皮膚炎とは、人間のからだの脂漏部位(しろうぶい)の発毛部にできる、フケ、赤み、かゆみの症状がある皮膚炎です。

参考:j-stage:日本医真菌学会:Malasseziaと脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎
脂漏性皮膚炎が起きる原因は、「遺伝」、「ストレス」、「ホルモンバランスのくずれ」などが言われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
しかし、以下引用のように、脂漏性皮膚炎の症状が悪化する理由の一つにマラセチア菌の増えすぎが確認されています。
![]()
出典:持田ヘルスケア株式会社
脂漏性皮膚炎の人の頭皮にテープを貼り、表面のフケなどを取って染色液で染め出すと、健康な人の50倍以上のマラセチア属真菌がみられます。
持田ヘルスケア株式会社より引用
マラセチア菌は、皮脂を分解して皮脂膜(ひしまく)を形成します。

皮脂膜は、乾燥やばい菌に触れないように肌を守っています。
ただ、マラセチア菌が原因の増えすぎると、皮脂膜に含まれる「遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)」も増えてしまいます。
以下引用のように、遊離脂肪酸(FFA)は、細胞(ひふ)をとかす作用があります。
FFAは水と脂肪をなじませる両親媒性という性質をもち、多量に存在すると界面活性作用によって細胞膜を溶かし、細胞を破壊します。
厚生労働省e-ヘルスネットより引用

そのため、遊離脂肪酸が増えるとターンオーバ(皮膚を作り出すはやさ)を早くし、溶けてなくなってしまった箇所を補おうとするのです。
ただ、正常に皮膚が形成されている箇所でターンオーバが早まってしまうと、古くなっていらなくなった皮膚がはがれる前に、新しい皮膚が蓄積しまいます。
それが一気にはがれた時に「フケかゆみ」は発生するのです。

以下の画像は、私の頭皮がただれていた時の写真です。写真ではわかりにくいですが、赤くただれジクジクした発疹がたくさん出ていたのです……。

ただ、幸いにも脂漏性皮膚炎でも軽い方でした。ひどい症状になると黄色い汁が出たり、赤い発疹が広範囲になったりします。
参考:j-stage:日本医真菌学会:Malasseziaと脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮脂(あぶら)が多い箇所なら発症しやすい皮膚炎です。
- できる場所:脂漏部位(頭皮、鼻、眉間、まゆげ、あご、脇)
- 対処法:ステロイド(※症状や医師の判断による)・抗真菌薬
1-1-1.ほてりを伴う「酒皶(しゅさ)皮膚炎」
脂漏性皮膚炎と症状がよく似ている皮膚炎に、酒皶(しゅさ)皮膚炎があります。

2つの大きく違うところは、酒皶皮膚炎の方は、ほてりを伴っているところです。
また、マラセチアの異常繁殖とかかわりがありません。
参考:MSDマニュアル家庭版酒さ(しゅさ)/医療法人清優会:はなふさ皮膚科
しかし、酒さ皮膚炎と診断されたのに、後に行った皮膚科では「脂漏性皮膚炎」と診断されたケースもあります。
もし、酒さ皮膚炎と診断されたかたで症状が長引いている人は、この機会にもう一度皮膚科にいってみるとよいかもしれません。
できれば、マラセチア菌の異常繁殖がしていないかがわかる「顕微鏡検査」をしてくれる皮膚科にいきましょう。
1-1-2.脂漏性脱毛を併発することもある
脂漏性皮膚炎にかかると、脂漏性脱毛(しろうせいだつもう)を併発することもあります。
脂漏性脱毛も、皮脂が多い箇所でのマラセチアの異常繁殖が原因だからです。
参考:東京スカルプクリニック
脂漏性皮膚炎が慢性化(半年以上続いている)・重症化していて、抜け毛が増えてきた場合、脂漏性脱毛かもしれません。
その場合、皮膚科に行って「脂漏性脱毛を併発していないか」を診断をしてもらうと良いでしょう。
1-1-3.マラセチアが原因ではない脂漏性皮膚炎もある
脂漏性皮膚炎になる原因は、マラセチア以外に皮脂の異常分泌・内分泌異常・ビタミン代謝異常が考えられています。
参考:j-stage:脂漏性皮膚炎
ただ、脂漏性皮膚炎は、完治しにくい皮膚炎です。「治ったと思っていたのに1か月後にはぶり返す」ということもよくあります。
それを繰り返し10年、20年と長い期間患っている場合もあるのです。
実は、1990年代の脂漏性皮膚炎と診断された患者には「ステロイド」を処方することが一般的でした。
その後、2007年に帝京大学溝口病院皮膚科の「清 佳浩」教授らによる研究や、抗菌成分であるミコナゾール配合のシャンプーの試験を繰り返し、抗真菌成分の「ミコナゾール」が脂漏性皮膚炎に効果があることが証明されました。
そのため、「マラセチア菌」が原因で起きる脂漏性皮膚炎は、認知されてからまだ10年ほどしかたっていないのです。
そして、日本にあるすべての皮膚科が「顕微鏡検査」をしているわけではないことも事実です。
私自身も「軽めの脂漏性皮膚炎」と診断されたのは3件目の皮膚科でした。
このことから、脂漏性皮膚炎と診断されて長年完治しない方も、皮膚科を変えれば完治する可能性が高いです。
一件目では合わないなと感じたら、セカンドオピニオン(2件目の皮膚科を受診する)、サードオピニオン(3件目の皮膚科を受診する)をして、この機会にぜひ、あなたに合う皮膚科を探すことをオススメします。
1-2.アレルギー(拒絶)で起きる「アトピー性皮膚炎」
アトピー性皮膚炎とは、かゆみをともなった湿疹が出る皮膚の病気(皮膚炎)です。
それが起きる原因として、ある物質にたいしてのアレルギー(拒絶)を示します。
たとえば、小麦粉をさわって、かゆみをともなった湿疹が出た場合、小麦粉が原因のアトピーということになります。
アレルギー反応が出るものは人によって違いますが、大豆、牛乳、卵、キノコ(菌類)、ハウスダスト、カビといったものが知られています。
それと同じように、マラセチア菌(真菌)にたいしてのアレルギー(拒絶)反応が、かゆみを伴う発疹の症状として出てくる場合、「マラセチアが原因のアトピー性皮膚炎」ということになるのです。
参考:マラセチアと皮膚免疫
また、アトピー性皮膚炎は、アレルギー性皮膚炎のうちのひとつです。アレルギーが起きやすいかどうかは「igE抗体」といわれるたんぱく質を作りやすいかどうかで決まります。
igE抗体を作りやすい人は、アレルギーを起こしやすいのです。アレルギーを起こすものは、ヒトの体にない成分(異物)すべてが当てはまります。
たとえば、犬、小麦粉、ホコリ、ウイルスなどです。
異物が体内に入ってくると、それを排除しようとigE抗体が異物を攻撃します。そのときに、異物だけでなく誤って自分の体を攻撃してしまうことがあります。これを「アレルギー反応」というのです。
なお、igE抗体を作りやすい体質か、そうでないかは遺伝で決まることが多いです。
ただ、マラセチアとの関連については不明な部分も多いです。
参考:マラセチアと皮膚免疫
- できる場所:頭皮、顔面、胸部
- 対処法:ステロイド(※症状や医師の判断による)・抗真菌薬
場合によっては抗ヒスタミン内服薬が処方される
1-3.ニキビに似た「マラセチア毛包炎」
マラセチア毛包炎の症状は、1㎝以下の吹き出物(丘疹:きゅうしん)で、赤い色をしています。ニキビとよくにていますが、ニキビはアクネ菌といわれる細菌が原因です
できる箇所は、背中、胸、上腕に多発します。
マラセチア毛包炎は「免疫力の低下」、「マラセチア菌の異常繁殖」が原因で起きることがわかっています。
この症状と診断された場合は、抗菌薬の処方がされています。
ただ、次項でご紹介するデンプウよりも治療が困難で、完治まで一ヶ月から1ヶ月半を要します。
- できる場所:背中、胸、上腕
- 対処法:抗真菌薬
1-4.小判状の発疹「癜風(でんぷう)」
癜風(でんぷう)菌はマラセチア菌が原因の皮膚炎です。
しかし、かゆみはほとんどはありません。茶色や赤色をしたかさつきが葉っぱや小判のような形でまだらに出る症状です。ポロポロとフケのようにはがれます。
出来る場所は体の中心部(体幹)です。
癜風も、マラセチア菌が増えすぎてできる皮膚炎です。
- できる場所:体の中心部
- 対処法:抗真菌薬
2.原因はカビ(真菌)のマラセチア菌が異常繁殖
ここまで、以下の4つの皮膚炎を紹介してきました。
- 脂漏性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- マラセチア毛包炎
- デンプウ
これらは、すべてカビである真菌のマラセチア菌が原因です。マラセチア菌は皮脂膜を作るため、ヒトの皮膚には必要なカビなのです。
ただ、問題なのは、増えすぎると害になるということです。
つまり、ふえすぎない状態を維持することができれば、これらの症状を改善できるのです。
ただ、マラセチア菌は微生物ですが、カビであるため、目に見えません。
マラセチア菌が増えすぎているかどうかは、菌の顕微鏡検査を行っている皮膚科でわかります。次項で解説していきます。
3.皮膚科での「顕微鏡検査」でマラセチアを特定する

「マラセチア菌かどうか」を自己判断するのは難しいです。
とはいっても、皮膚科にいくのは、お金も時間もかかるし、なにしろ行くのが面倒ですよね……。。
しかし、マラセチア菌が原因かどうかの特定は皮膚科でしかできないのです。
ただ、顕微鏡検査をしない皮膚科もあるため注意しなければいけません。
受診する前に、必ず皮膚科に「マラセチア菌がどうか見ていただきたいので、顕微鏡検査をしていますか?」と電話やメールで問い合わせをしてみましょう。
4.脂漏性皮膚炎は治療をしないとぶり返す

脂漏性皮膚炎は自然治癒は難しい皮膚炎です。そのため、皮膚科での診断のもと処方された薬を使って治療することが必要です。
ただ、「ステロイドが処方されるのか」、「抗菌薬が処方されるのか」は医師の判断によります。
もし、不安を感じた場合や「使いたくない!」と思ったら思い切って医師に伝えましょう。
また、ステロイドと抗菌薬は使う目的や、副作用も全く違います。
それぞれの効果や特徴を、順に解説していきます。
4-1.炎症をおさえる「ステロイド」

ステロイドは、「炎症を抑える薬」です。体の中にある成分で作られているため体の中にあるホルモンに影響が出やすいのです。
そのため、使用方法を間違えると血中濃度を上昇させる(高血圧)・風邪をひきやすいといった副作用があります。
そのため、自己判断でやめるとホルモンのバランスを崩し副作用が出るため、大変危険です。
処方されたときに不安をかんじたら、その場で必ず医師に相談するようにしてください。他の薬で対処してくれるかもしれません。
症状がひどいときには、体内の炎症をおさえるためにステロイドを処方されることが多いです。
ステロイドはたくさんの種類があり、強さも5段階に分かれています。
詳細は「沖縄県医師会:ステロイド剤の作用の強弱による分類表」を参考にしてください。
4-1-1.ステロイドではない抗炎症薬タクロリムス(プロトピック)
ステロイドではない抗炎症薬に「タクロリムス」があります。
参考:日本皮膚科学会:タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)およびこれから使用される患者さんへ
タクロリムスは、2003年に使用の許可がでた新しい薬です。また、ジェネリックの商品ではプロトピックがあります。
ステロイドと大きく違う点は「副作用」の心配がないところです。
薬との因果関係がはっきりした大きな副作用の発生は1例もなく,アトピー性皮膚炎治療薬として高い評価を受けています.
しかし、ステロイドとよりも刺激感が強く、唐辛子をぬったようなヒリヒリ感があります。
4-2.菌の増えすぎを予防する「抗菌薬」

私は、3件目に行った皮膚科でようやく「軽めの脂漏性皮膚炎」と診断されました。その時に処方していただいた抗真菌薬が、「ケトコナゾールクリーム ニゾラール」です。
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出典:くすりのしおり
今は使わなくても良くなりましたが、発疹がひかないときやかゆい箇所に自分でぬっていました。
私の場合、副作用は全く出ませんでしたが、抗菌薬の副作用には発熱があるようです。
参考:抗菌剤による発熱について
しかし、ステロイドよりも再発の期間が長いという報告があることから、脂漏性皮膚炎の治療にはよく使われます。
参考:j-stage:癜風関連疾患/ラジオNIKKEI:マルホ皮膚科セミナー
病状がひどいと「ステロイド」と「抗菌薬」が処方され、私のように軽めだと「抗菌薬」のみ処方が一般的なようです。


5.シャンプーを変えて症状の改善・予防をする

自分でできることの一つに「シャンプー」をかえることがあります。
実は、今使っているシャンプーが脂漏性皮膚炎を引き起こしていることもあるのです。
シャンプーは背中や顔にも流れていきます。そのため、シャンプーが原因で、顔や背中の脂漏性皮膚炎を悪化せていることもあるのです。
フケかゆみが止まらなかった私は、あらゆるシャンプーを使い続け、症状が悪化していきました。
幸いにも軽めの脂漏性皮膚炎でしたが、ひどいときには赤くただれて、ジクジクした発疹が出ていたほどです……。
治ったと思ったらまた発疹がでるのです。その時は、本当に「はげる!」と思っていたほどです……。
汚れを落とすためのシャンプーですが、フケかゆみのある人は、「薬用シャンプー」を選んで使う必要があります。
また、薬用シャンプーの中でも、ミコナゾール配合のアミノ酸シャンプーがオススメです。
マラセチア菌は、フケかゆみの原因菌ともいわれるくらいです。
1,728円で1ヶ月持つ薬用シャンプーのコラージュフルフルは、1mlあたりたった8円で、症状を改善することができるのです。
マラセチアが原因の「脂漏性皮膚炎」、マラセチアが原因の「アトピー性皮膚炎」と診断された場合、あらゆるシャンプーをためし続けるよりもコスパを抑えることは間違いありません。
コラージュフルフルにはマラセチア菌を抗菌するミコナゾールが配合れされています。ただ、コラージュフルフルは医薬部外品のため、毎日使えます。

【豆知識】ミコナゾールは、「抗菌成分」です。
抗菌成分の配合率が1%以上であれば医薬部外品(抗菌薬)となりますが、1%以下の配合であれば医薬部外品(薬用シャンプー)となります。
なお、医薬部外品と医薬品の違いに関する詳細は、以下のコンテンツで詳しく触れています。
ただ、薬用シャンプーを使いけるのが不安な人は、毎日使う必要はありません。手持ちのシャンプーを使っていて、かゆみやフケが気になるときだけコラージュフルフルを使うといった人もいます。
また、「洗いかた」や「すすぎ方」も重要です。その詳細は、以下コンテンツが参考になります。
- 「洗いかた」の記事はこちら
- 「すすぎ方」の記事はこちら
6.紫外線はマラセチア菌を活発にさせる

マラセチアはカビの1種ですが、もっと大きく分類するときのこ(菌類)の仲間になります。
菌類の細胞膜には「エルゴステロール」が含まれています。この成分は、紫外線を浴びるとビタミンDを形成します。ビタミンDが多いほど、菌の育ちはよくなります。
参考:CiNii:キノコ中のエルゴステロールおよびビタミンBDの定着
これはきのこの性質です。
つまり、菌類であるマラセチア菌もエルゴステロールを含んでいます。そのため、紫外線を浴びるとマラセチア菌を活発にさせてしまうのです。
参考:CiNii:紫外線照射によるエルゴステロールのビタミンD2の効率的変換について
きのこの発育はよくなってもいいですが、マラセチア菌の発育はよくなると困りますよね。
抗菌薬や薬用シャンプーを使ってマラセチアを抗菌していても、紫外線を浴びるとマラセチア菌を増やしてしまう原因を作ってしまうのです。
そのため、外出する時は防止をかぶって紫外線予防をしていき、帰ってきたら薬用シャンプーで清潔に保つように心がけましょう。お風呂に入らずに就寝してしまうのは、マラセチア菌以外のバイ菌を増やしてしまうからです。
「紫外線を避け」、汚れを落とし「清潔を保つ」ことを常に心がけましょう。
恥ずかしながら、私も疲れてお風呂に入らず寝てしまうときがありました。
その時は、頭のかゆみが強くなっていたものです……。この経験から、必ず就寝前にお風呂に入るようになりました。
まとめ
脂漏性皮膚炎は、カビの仲間である真菌のマラセチアが原因で起きていることが多いです。
そのため、エルゴステロールを阻害する「ミコナゾール」でマラセチア菌は抗菌しないと完治が難しいのです。
しかし、日常生活でも気を付けられることはあります。
たとえば、
- ビタミンB郡(豚肉、ほうれん草、牛乳、レバー、シイタケ)を取るように心がける。
- アルコールや脂肪分を多く摂取しない。
- 睡眠不足やストレスを避ける
です。
しかし私の場合、食事を改善してもフケかゆみの症状を抑えることは出来ませんでした。
そのため、私自身がシャンプーを変えることで、今まで悩んでいたフケかゆみを驚くほど速く解消することができたのです。
ハゲそうなストレスから解放されるためにも、肌に優しい薬用シャンプーで、一秒でも早く改善を目指すことが大切です。