

症状を一刻も早くよくするには、シャンプーを変えるのが一番です!
「汚れを落とすシャンプーが原因で、フケかゆみを増やしてる」なんてきいたら、ショックですよね。
ましてや、しっかり洗ってるのにフケが落ちないから、一日に2回に洗う回数を増やしたり、すすぎ方や乾かし方を工夫してみたりと試行錯誤してきたのに……。
でも、シャンプーに原因があるとわかったら、シャンプーを変えてフケかゆみを止めていけば良いんです!
実は、私自身があらゆる市販のシャンプーを使ってきて、フケかゆみを悪化させいました。
ひどいときには、赤くただれ、ジクジクした発疹が出ていたほどです……。

私は「乾燥か、脂性(あぶらしょう:アブラギッシュ)が原因で、フケかゆみが止まらないんだ!」と思い込んでいたため、たくさんの市販シャンプーにお金を使ってきました。
それでもフケかゆみがおさまらなかったため、web限定の8,000円もするシャンプーも使ったこともあります。
そんな困り果てていた頃、「コラージュフルフル」に出会い、使った直後にかゆみを止めることができました。
その体験からわかったことは、常在菌(人の頭皮にすんでいる菌)が、バランスをくずしてフケかゆみが起こることがあるということです。
常在菌のなかでも、「マラセチア菌」が異常繁殖をすると、フケかゆみが止まりません。
そのため、あらゆる市販のシャンプーでフケかゆみが止まらない場合、「マラセチア菌」が原因が考えられます。
そこでこのページでは、lux(ラックス)が、「なぜフケかゆみの人に向かないのか」について、詳しく解説していきます。
また、私の愛用品になった「コラージュフルフル」の効果についてもお伝えています。
あなたのフケかゆみが起きている原因を突き止め、頭皮の改善を行いましょう!
Contents
1.12種類あるluxでも、フケは止められない?

cm(テレビコマーシャル)でよく見るlux(ラックス)は、なんと、全部で12種類もあります。
そのなかで、「フケかゆみ」を改善できるものは、いくつあるでしょうか?
正解は、「0(ゼロ)」です。たくさんあるluxの中には、フケかゆみ対策の商品は1つもないのです。
その理由は、ラックスは、「髪の毛」を美しく見せるものであって、「フケかゆみ」に対応している成分が入っていないからです。
たとえば、女性が爪にマニキュアをするとします。爪にどれだけ良い成分を使っていても、「それが肌につくのは良くない」ということは、想像できますよね。
それと同じように、シャンプーにも「髪を美しく見せるための成分」が、良いものを使っていたとしても、それが「頭皮に良い」とは必ずしもいえないのです。


簡単にいうと、シャンプーでも「髪」に良いシャンプーと「頭皮」に良いシャンプーは、ちがうものということですね!
つまり、あなたの悩みであるフケかゆみをとめるには、フケかゆみ対策のできるシャンプーを使っていくことが必要なのです。
その理由について、次項で詳しく学習していきましょう。
2.フケを止めない2つの理由

フケかゆみがある状態で、lux(ラックス)のシリーズのなかでシャンプーを選んでも、改善されません。
その理由は、以下の2つがあります。
- フケかゆみの有効成分が入っていないから
- 肌を乾燥させる洗浄成分が配合されているから
それぞれ、順に解説していきますね。
2-1.フケかゆみの有効成分が入っていない「化粧品」だから

シャンプーには、以下の2種類があります。
種類 | 目的 | フケかゆみの有効成分の配合 |
---|---|---|
化粧品シャンプー | 髪と頭皮の汚れを落とす + 髪を美しく見せる | × |
薬用シャンプー (医薬部外品) | 髪と頭皮の汚れを落とす + フケかゆみを防ぐ | ○ |
lux(ラックス)は、シャンプーの中でも、「化粧品」の部類に入ります。
化粧品とは、「見た目を美しくするもの」をさします。
そのため、lux(ラックス)は、髪を美しく見せるシャンプーなのです。
また、シャンプーの中には、「医薬部外品」の部類にはいるものもあります。
私の使っている「コラージュフルフル」が、これに当たります。

医薬部外品のシャンプーは、「フケかゆみを予防する」ことが目的で作られた商なのです。
フケかゆみがなく、頭皮に異常のない人は、「化粧品シャンプー」で髪のサラサラ感を楽しんだり、香りを楽しんだりすることができます。
しかし、フケかゆみがある場合、「薬用シャンプー(医薬部外品)」を使って頭皮の改善を行っていくことが大切なのです。
2-2.頭皮を乾燥させ肌が荒れる「ラウレス硫酸」配合だから

12種類あるlux(ラックス)には、すべて「ラウレス硫酸Na(らうりるりゅうさんなとりうむ)」が配合されています。余分な皮脂をとる作用があるからです。
ラウレス硫酸Naは、「界面活性剤」です。
マヨネーズでいうと、「卵黄」が、界面活性剤に当たります。マヨネーズは、酢と油と卵黄で作られています。
酢と油は混じりませんが、卵黄を入れることで混ざります。
特に脱脂力を必要とする製品に適す
ケミナビより引用
上記引用のように、ラウレス硫酸Naは、脱脂力(だっしりょく:油性汚れをとり除く力)が強いです。そのため、ギトギトしたアブラギッシュな脂性(あぶらしょう)の人に向いています。

たとえば、換気扇の油汚れで、考えてみましょう。
半年間、まったく掃除をしないでいるとします。その油汚れは、「食器洗剤」を含んだスポンジでは落ちないですよね。それを取りきるには、食器洗剤より洗浄力の強い「クレンザー」を使用しないと落ちません。
そのクレンザーと同じくらいの洗浄力があるのが、「ラウリル硫酸ナトリウム」です。
そのため、以下引用のように、肌の乾燥や炎症を引き起こしてしまうこともあるのです。
皮膚の乾燥やひび割れ等の接触性皮膚炎を惹起する。
医薬品情報21より引用
また、薬用シャンプーでも「ラウレス硫酸」を洗浄成分として使っているシャンプーがあります。それは、「オクト」です。
この商品は、フケかゆみを止める有効成分が入っています。
しかし、ラウレス硫酸Naで乾燥させるという欠点があります。そのため、フケかゆみが出て肌が弱っている場合は、さらに症状が悪化することもあるのです。
3.口コミは「サラサラ感」と「香りが良い」評価

次は、実際に口コミを見ていきましょう。
以下は、アマゾン公式サイトから引用しました。
3-1.良い口コミの一例

はじめに、良い口コミからご紹介します。
ラックスはずっと好きで家族で使っています。
泡立ちがよく、香りもいいし、洗い上がりもしっとりとしてお気に入りです。
お値段が安いのもいい!
アマゾン公式サイトより引用
今までシャンプーはどれも同じと思ってたが、これは違う。
まずこれで洗った後の髪の質感が全く変わる。
アマゾン公式サイトより引用
良い口コミは、「香りがいい!」「髪質が良くなった!」という声が多いです。
私も使ったことがありますが、たしかに香りはいいです。
「カラーリングをしていて、髪のダメージが気になる人」、「髪が固くてゴワゴワする人」には、向いているシャンプーですね。
3-2.悪い口コミの一例

次は、悪い口コミを見ていきましょう。
泡立ちはさほど良くないけど、髪がつやつやしていいかも・・!?
と思いきや使い続けると髪がべたっと、油っぽくてまとまりすぎる仕上がりになってきました
アマゾン公式サイトより引用
保湿されるのはいいのですが、ベタっとします。髪が重くなり、肩がやけに凝る感覚がしました。他のシャンプーに変えるとさっぱり髪が軽くなりました。ちょっと油感がきついです。
アマゾン公式サイトより引用
ラックスは、髪のことを考えているシャンプーです。そのため、手触りをよくする「シリコン」や、「保湿成分」がたくさん配合されています。
ねこっ毛の人や髪の細い人は、重たく、ボリュームが無くなったように感じるようです。
ただ、フケやかゆみに関する口コミは、一つもありませんでした。
そこで、私が過去にlux(ラックス)使った時の体験をお伝えしようと思います。
私が使ったのは、10年以上も前になります。たしかに、香りはよかったです。
しかし、使ったその日にチクチクとした痛みを感じました。「気のせいかも?」と思い、3日間使ってみましたが、チクチクとした痛みが増してしまいました。
さらに、頭皮をさわると、「なんかできものができてるな……。」と思い、鏡を見てみるとジクジクした発疹が、ところどころ出ていたのです……。
「これは合わないんだ!」とようやく気付き、使用をやめて、家族に使ってもらいました。
私のように、フケかゆみが出やすい人は、頭皮があまり丈夫ではありません。そのため、「髪に良い成分でも、頭皮には悪いこともあるんだな」と身をもって体験したのです。
4.「常在菌」のバランスをもどしてフケかゆみを止める

フケかゆみが増える原因に、常在菌(じょうざいきん:ヒトの頭皮にすんでいる菌)が関係していることがあります。
以下引用のように、常在菌のなかでも「マラセチア菌」が異常繁殖をすると、フケかゆみは止まりません。
マラセチア属真菌は、常在しているだけでなくさまざまな皮膚疾患とかかわりをもっている
場合によっては、フケかゆみがひどくなる脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)といわれる、「頭皮の病気」になることもあるのです。
その場合、「化粧品シャンプー」ではなく、医薬部外品の「薬用シャンプー」を使いましょう。
また、薬用シャンプーの中でも、「ミコナゾール」というマラセチア菌を抗菌(こうきん:害になる菌の増えすぎを防ぐ)するものを選ぶことが大切です。
マラセチア菌の増えすぎには、「ミコナゾール」配合のシャンプーで、フケかゆみを防いでいきましょう。
5.マラセチア菌対策の「薬用」シャンプーでフケかゆみは止まる

ミコナゾール配合の薬用シャンプーに、「コラージュフルフル」があります。この商品は、肌を乾燥させる「ラウレス硫酸Na」を使用していません。
私がこのシャンプーを使ったときは、いつもあるシャンプー直後のかゆみが起きませんでした。このときの感動は、今でも忘れられません。シャンプー直後もかゆいのが当たり前だったからです。
「あれっ、かゆく……ないじゃん!?」と驚いたものです。
そして、3日後にはフケもおさまり、気になっていた抜け毛も減っていきました。
実は、市販されている薬用シャンプーにも「ミコナゾール」が配合されているものはあります。「メディクイック」と、「スカルプDダンドラフオイリー」」です。
ただ、この2つの成分には「メントール」が配合されています。
メントールの冷涼感は、かゆみを軽減する作用があります。
しかし、フケかゆみのある「頭皮が敏感になっている人」には、刺激となることもあるのです。
実際に、私も痛がゆくなりました。その体験談を交えた記事も書きましたので、ぜひ読んでみてください。
- メディクイック
- スカルプD
コラージュフルフルには、フケかゆみの有効成分が2つ配合されています。
それぞれ順に、解説していきますね。
5-1.マラセチア菌を抗菌してフケかゆみをおさえる

コラージュフルフルは、マラセチア菌を抗菌します。「ミコナゾール」が配合されているからです。
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出典: Qlife
ミコナゾールは、マラセチアと同じ真菌が原因で起きる、「口腔カンジタ」の治療にも使われています。
参考:日本医真菌学会:高齢者における口腔カンジダ症の治療と予防
また、医薬品として配合される場合は1%以上ですが、薬用シャンプーとしての配合率は1%以下のため、副作用の心配はありません。
なお、コラージュフルフルの効果、副作用に関する詳細は、以下のコンテンツが参考になります。
マラセチア菌は、皮脂(ひし:頭皮のあぶら)を分解して、皮脂膜を作ります。

しかし、マラセチア菌が異常繁殖をすると、皮脂膜の中に含まれる「遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)」が増えすぎてしまうのです。
以下引用のように、遊離脂肪酸(FFA)は、細胞(頭皮)をとかします。
FFAは水と脂肪をなじませる両親媒性という性質をもち、多量に存在すると界面活性作用によって細胞膜を溶かし、細胞を破壊します。
厚生労働省e-ヘルスネットより引用

そうすると、ターンオーバ(皮膚を作るペース)が早くなります。その結果、新しいヒフと古いヒフが、一度に落ちてしまいます。
それが、フケかゆみとなるのです。

フケかゆみを防ぐには、マラセチア菌を殺さずに正常活動に戻す「ミコナゾール」配合のコラージュフルフルで、頭皮の改善を行っていきましょう。
5-2.「ピロクトンオラミン」で男の臭いをおさえる!

コラージュフルフルは、頭皮の臭いも防ぎます。ピロクトンオラミンが配合されているからです。
この成分には、以下の表の作用があります。
ピロクトンオラミンの作用 | 詳細 |
---|---|
抗酸化(こうさんか)作用 | 酸素とまじり、別の物質に変化することを防ぐこと。 皮脂は酸化すると、においを発します。それを防ぐのが、抗酸化作用です。 |
殺菌(さっきん)作用 | 細菌を殺菌します。 頭皮には、アクネ菌などの細菌がいます。それが増えすぎるとフケかゆみのもととなります。 |
防腐(ぼうふ)作用 | 細菌類が繁殖すると、物がくさります。それを防ぐ効果があります。 |
この中でも、「抗酸化作用」が頭皮のにおいを防ぐのです。
皮脂は、空気中の酸素とまじり「酸化」します。酸化した皮脂は、「ノネナール」という物質に変化します。
これが、臭いのもととなるのです。

ピロクトンオラミンは、気になる頭皮の臭いや、加齢臭も防ぎます。
6.全成分解析・価格比較表
「コラージュフルフル」と、「lux(ラックス)」の成分解析・価格比較表は、以下になります。
商品名 | ||
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
特徴 | ・あらゆる市販のシャンプーでフケかゆみがおさまらなかった人 ・「マラセチア菌」を抗菌、ふけかゆみを止める ・あぶら臭い頭皮の臭いを防ぐ ・「細菌」を殺菌する | ・フケかゆみのない人 ・髪の痛みが気になる人 ・髪にツヤがほしい人 |
有効成分 | ・ミコナゾール ・ピロクトンオラミン | × |
配合全成分 | <抗真菌作用> ミコナゾール硝酸塩 <抗酸化・殺菌作用> ピロクトンオラミン <洗浄成分(界面活性剤)> アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド <保湿作用> 濃グリセリン、プロピレングリコール <ph安定作用> コハク酸一ナトリウム、無水クエン酸 <精水> 水 | <水> 水 <界面活性剤(洗浄成分)> ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、コカミドMEA、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、ポロキサマー407、ラウレス-4、ラウレス-23、PEG-4、TEA <乳化安定作用> ジステアリン酸グリコール、水酸化Na <保湿作用> 加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、スクワラン、アルギニン、トリデセス-12、PPG-7 <合成ビタミンE> 酢酸トコフェロール <脂質変性作用> トレハロース <皮膜作用(シリコン)> ジメチコノール、ジメチコン、アモジメチコン <帯電防止作用> グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド <増粘剤> カルボマー、キサンタンガム <ph調整作用> クエン酸 <金属イオン封鎖剤> EDTA-2Na <防腐作用> 安息香酸Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン <香料> 香料 <着色料> カラメル |
刺激成分 | <旧表示指定成分> ・プロピレングリコール(まれにかゆみ) | <旧指定表示成分> ・ラウレス硫酸Na(頭皮と髪を乾燥させる、肌荒れが起きる) ・TEA(肌荒れを起こす) ・PPG-7(ポリプロピレングリコール:皮膚と粘膜に刺激) ・TEA(トリエタノールアミン:皮膚、粘膜に刺激発がん性の疑い) ・安息香酸Na(皮膚、粘膜に刺激) ・香料(発がん性の疑い、発赤) |
安全性 | ・皮膚に塗布した際や目に入った際の刺激性を確認するために、パッチテストや目刺激性試験を実施しています。 ・大学病院を始めとした医療機関にて使用試験をしており、その結果は、皮膚科系の各種学会誌にて論文として掲載されています。 | |
アミノ酸系シャンプー | ○ | × |
ノンシリコン | ○ | × |
無添加 | 無色素・無香料 | ― |
フケかゆみのない頭皮 | × | ○ |
脂性肌 | ○ | ― |
乾燥肌・敏感肌 | ○ | ― |
8%税込み価格 | × 1,728円/200ml+送料350円(3,500円以上は送料無料) | ○ 765円/430g+送料 |
種類 | 医薬部外品 フケかゆみの有効成分配合 | 化粧品 髪を美しく見せるもの |
販売会社 | 持田ヘルスケア(持田製薬グループ) | ユニリーバ |
フケかゆみがおさまれば、「化粧品シャンプー」にもどすことができます。症状が改善されると、シャンプーの香りを楽しんだり、髪のサラサラ感を楽しんだりすることができるのです。
そうなるためにも、今は薬用シャンプーに変えて、しっかりフケかゆみ対策をしていきましょう。
まとめ
lux(ラックス)は、髪を美しく見せる「化粧品」シャンプーです。
しかし、フケかゆみがある場合、刺激となり悪化させてしまうこともあります。
フケかゆみが止まらないと、脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)といった、頭皮の病気につながることも考えられます。
フケかゆみ対策の「薬用」シャンプーで、頭皮の改善を行い、ハゲる心配を遠ざけてしまいましょう!
それなのに、フケかゆみが止まるどころか、湿疹も出てきました……。「洗いかた」が悪いんでしょうか?