泡が立たないと皮脂汚れが落ちない理由。シャンプー液の仕組みを理解して出てくるフケを止めよう

ふけ 出てくる
フケかゆ男
泡が出ないと皮脂汚れって落ちないんでしょうか?
シャンプー先生
はい、その通りです。シャンプー液だけでは皮脂汚れは落とせません。

なので、シャンプー液にたっぷりのお湯を加えて”泡”を作らないと皮脂汚れは浮いてこないため、フケかゆみも出てくるのです。

フケかゆ男
でも、泡立てるのってめんどくさいです。。
シャンプー先生
確かに、そう思っている人は多いですね。

では、シャンプーがなぜ泡立つのか泡が立つとなぜ皮脂汚れが浮いてくるのかというシャンプー液の仕組みについて詳しく解説していきます。

これが分かると泡立つことの大切さが理解でき、今すぐにでも泡をもこもこに立てたシャンプーをしたくなりますよ!

1.シャンプー液で汚れが落ちる仕組み

シャンプ液は頭皮から出た皮脂や汚れ・ほこりを取り除き清潔を保つために必要ですが、泡立てないで使用するとフケかゆみが出てしまいます。

その理由はシャンプー液に含まれている汚れを落とす成分の働き方にあります。

参考:日本石鹸洗剤工業会:洗剤とは何か/九州大学付属:シャンプー&リンスの化学

1-1.シャンプー液には界面活性剤が入っている

シャンプーの主な原料はです。そこに防腐剤、保湿剤、薬用成分等が入ることによりシャンプー液が出来上がります。

けれども、水に油を入れてもはじくため、混ざりあわないですよね。

そこで必要なのが、界面活性剤。

界面活性剤は、水と油をつなぎ合わせてくれます

界面活性剤1

1-2.界面活性剤が皮脂汚れを包み込む

界面活性剤は吸着性があります。

その性質は、頭皮からでた皮脂汚れやほこりに引っ付き、包み込みます。

けれども、ここまでの状態では頭皮から離れていかないため、付いたままですよね。

シャンプー先生
つまり、実際に水分のない頭皮で行ってしまうと汚れが引き延ばされるだけで、シャンプー液と汚れの両方が頭皮にこびりついたままになってしまうのですね。

そこで界面活性剤に水分をふくませ、泡立てることが必要なのです。

1-3.界面活性剤は泡の中でしか移動ができない

泡の中には水分があるため、界面活性剤は自由に動けるようになります。

なぜ自由に動けるようになるのかは、界面活性剤の性質が関係しています。

界面活性剤の性質は、先ほど説明した皮脂汚れといった油分に引っ付く部分以外に、水分に引っぱられる部分があります。

そこで水分を加えて泡が立つことにより、水分にひっぱられる側の界面活性剤は汚れを離すことなく泡の中で動き回れるようになるのです

界面活性剤2

つまり、皮脂汚れが頭皮から浮きあがった状態になります。

シャンプー先生
泡の中では、汚れを吸い取った界面活性剤が浮遊しているので、あとはしっかり流せばフケかゆみが防げるようになります。

2.汚れの落ち方を実験結果から見てみよう

では実際に泡立てた状態の汚れの落ち方と、泡立てない状態ではどれくらい汚れの落ち方に差があるのか見ていきましょう。

水をはじく木目調コースターを頭皮、油分が含まれているクレヨンを、皮脂汚れにそれぞれ見立てて実験します。

2-1.泡立てた時の汚れの落ち方

コースターに、クレヨンでしるしを付けます。

実験1

 

クレヨンの上に体温より少し高めの40度のお湯をたっぷりかけ、

実験2

 

シャンプー液を入れます。

実験3

 

しっかりとこすって泡立てましょう。

実験4

 

しるしがしっかり取り切れているか確認するため、泡を軽く取り除いてみます。

実験5’

しるしはなくなっています。これが汚れが泡に吸着されて(引っ付いて)いる状態です。

シャンプー先生
頭皮上に置き換えて考えた場合、皮脂汚れが頭皮からしっかり浮いたことになります。

 

汚れを吸着した泡を取りのぞくため、お湯で洗い流してみましょう。

実験6

しるしと、それを吸着した泡も両方きれいに洗い流されました

シャンプー先生
汚れを吸着した泡がきれいに流されて、清潔に戻りましたね。

2-2.泡立てない場合

クレヨンでしるしを付けたら

実験7

 

お湯を入れずに、シャンプー液をのせ、

実験8

しっかりとこすっていきます。

実験9

シャンプー液が白く濁っていますが、泡立ってはいません。

 

白く濁った部分を軽く取り除いてみると、クレヨンがまだ残っているのが分かります。

実験11

 

では先ほど同じ水圧、温度、時間でお湯を流してみましょう。

実験12

取り切れなかったしるしは、洗い流しても残ったままになりました。

2-3.汚れの落ち方を比較

実験5+
実験12

上の写真は、左が泡立ててから流した画像、右の画像は泡立てずに流した画像です。(※スマホの場合は上の写真が泡立ててから流した画像、下の写真が泡立てずに流した画像になります。)

 

しるしのあったところを拡大してみると、泡立てた方は何も残っていません。

実験6+

 

それに対して、泡立てなかった方はクレヨンの色がうっすら残り、木目調のくぼみに入り込んだままの個所もあります。

実験12’

 

木目調のくぼみを頭皮の毛穴として考えてみると、泡立てなかった場合、毛穴に皮脂汚れが詰まったまま洗い流されずに残っていることになりますね。。

今回の実験結果では、シャンプー液を泡立てないで使うと、よく流してもクレヨン(皮脂汚れ)が残ってしまうことが確認できました。

写真ではわかりにくいのですが、シャンプー液も若干残ってしまいました。。

頭皮に残った皮脂汚れとシャンプー液は、それを分解しようとする菌類たちのえさとなるため、増殖していきます。

この状態が続くとフケかゆみを招いてしまうのです。

なぜ菌類(常在菌)が増殖しすぎるとフケかゆみが止まらないのかは、こちらの記事をご覧ください。

頭

シャンプー直後にくるかゆみはマラセチア菌が原因!解決方法を紹介

2019年5月18日

3.シャンプー液を付ける”前”に頭皮を濡らしておく

泡が立たないと皮脂汚れが落ちないことが、実験結果からも十分理解できましたね。

では、ここで質問です。

泡立たせるために必要なお湯は、頭皮にシャンプー液を付ける前か後、どちらが適しているのでしょうか。

正解は、シャンプー液を付ける前です。

理由は、濡らさずにシャンプー液を付けてこすってしまうと、摩擦力で頭皮に負担をかけてしまい抜け毛を招く恐れがあります。

また、シャンプー液が毛穴の中に入ってしまい、毛穴が詰まってしまうこともあり得ます。

これでは、頭皮をきれいに洗うためのシャンプーの役割を果たせず、フケが出てくる悩みは解放されないのです。

そういったことを防ぐためにも、必ず頭皮を先に濡らしてからシャンプー液をつけ、泡立て、汚れを落としていきましょう。

シャンプー液を付ける前のすすぎ方は、こちらの記事に詳しく載せています。

シャンプー剤を使わずに頭をあらう、湯シャンのフケ止め効果と手順

2017年12月7日

4.泡を取りきる”すすぎ”まで行ってフケかゆみを防ぐ

フケかゆみを防ぐためには、泡をしっかり洗い流すこと(すすぎ)も必要です。

汚れを吸着した泡が残ったままでいると頭皮のかゆみが起きやすく、炎症のもとになってしまいます。

泡立てることだけではなく、泡も残らず洗い流すことで、頭皮は清潔できれいな状態に戻るのです。

また、シャンプー前後のすすぎはもちろんのこと、洗い方の手順もすすぎと同じくらい大切です。

洗い方の手順は下の記事に詳しく載っていますので、先ほどご紹介したすすぎ方の記事と合わせてご覧いただき、正しいシャンプーの仕方を身に付けてフケかゆみを防いでいきましょう(^^)。

⑥記事目「フケ シャンプー 2回」

1日2回のシャンプーは洗いすぎ!洗い方を変えてフケかゆみをとめる

2018年4月27日

まとめ

シャンプーをする時にはシャンプー液を付ける前に頭皮の隅々までお湯で濡らし、泡立てて洗うことで、はじめて頭皮の皮脂汚れは落ちていきます。

泡立てて汚れをしっかり浮かした後は、1つ残らず泡を流しきり、出てくるフケかゆみを止めていきましょう。

それでも治まらない場合は、今使っているシャンプーを見直してフケかゆみを止めていくことが必要です。

フケかゆみ用オススメシャンプーランキングはこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

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過去にフケかゆみに悩まされてきた経験から、シャンプーの知識を学びました。

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